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ジャズサンバとは?
ジャズサンバ・・・アメリカからブラジルへと渡ったジャズが、サンバのリズムと必然的な融合を果たした姿。
アメリカのハードバップの影響を大きく受けたこの音楽は、ブラジル人アーティストによる独自の解釈によるアレンジで構成され、圧倒されるようなサンバのグルーヴと、ジャズのインプロビゼーションがうまく融合した音楽である。またグループならではの譜面には書き表すことのできない一体感が楽しめる音楽でもある。
1960年代中期、ブラジルはリオデジャネイロ・コパカバーナの小さなナイトクラブが立ち並ぶ通称「ベッコ・ダス・ガハーファス(酒瓶の袋小路)」において、毎夜多くのミュージシャンたちによる熱いジャム・セッションが行われていた。時を同じくしてサンパウロのナイトクラブでも同様にミュージシャンのセッションが盛んに行れ、様々なグループが誕生していった。
だが、60年代後半に差し掛かるとムジカ・ポプラール・ブラジレイラ=ブラジリアン・ポピュラー・ミュージックの台頭にのみ込まれ大きく失速、ムーヴメントの中核を担った音楽家達は活躍の場を求めて国内外の他都市へと散っていき、シーンは失われてしまった。
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